タウリン
タウリン
タウリンは、重要な働きをするアミノ酸の一種
アミノ酸といえばアミノ酸同士が結合するとタンパク質になることが知られていますが
タウリンはほかのアミノ酸と結合せず体内では孤立した状態で存在します。
タウリンはあらゆる臓器に存在していて
その合計量は体重の0.1%に相当し、そのうち脳、心臓、肝臓、骨格筋、網膜に多く含まれます。
人間の身体には、体内の状態を一定に維持できるように調節する機能があります。
例えば、気温の暑さや寒さなど、体外の環境に左右されずに体温や血圧が一定に保たれるのはこの機能が働いている結果であり、この機能はホメオスタシスと呼ばれています。
タウリンは、ホメオスタシス作用をもっており体内の機能が働きすぎることを制御したり機能が低下した時には改善させたりするなどヒトの身体が常に一定の生理作用の中で動くようにバランスをとっています。
タウリンの発見は約200年前ですがその薬効が研究されるようになったのは数十年前のこと。
しかしタウリンという成分が発見される以前からその効果は経験的に人々に用いられていました。
また海藻類にも豊富に含まれていますが、地上の植物だけはタウリンが含まれていません。
タウリンが多い食材の代表といえば、魚介類が挙げられ
カニ、イカ、タコ、エビをはじめ、カキ、サザエ、ハマグリ、シジミなどの貝類などに多く含まれています。
タウリンは水によく溶けるため、お吸い物や煮魚などの料理の際には、煮汁を一緒に食べることがタウリン摂取には大切です。國信
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